三重県一志郡美杉村 採集記 2005年9月11日

のんびりと一日を過ごそうと思っていたがお昼くらいになって、
ふと竹原鉱山に行こうと思い、すぐさま車を美杉村に向けて走らせた。
先日の台風14号以来、雨がある程度続いているので、表面が洗われて
いるのではないかと思ったからである。
途中、雲出川を覗き込むと、やはり水量がかなり多い。いい感じである。


13:30頃 現地に到着し、まずは美杉鉱山の様子を見に行った。
到着すると、小学生の子達とそのお父さんが一緒に採集をしていた。
山肌には草が生い茂っていた。
今日はどちらかといえば美杉は写真撮影が目的。採集の方はいいのがあれば・・・
なんて思っていたので、とくに採集せずこの子たちの採った石の同定をして
あげました。ごく小さなものではあったが、柱状のフェルグソン石、ゼノタイム等が
採集できていたようである。
私もこの子達のように小さな頃から石に興味を持っていれば、今はすばらしい
コレクションになっているだろうなぁなんて思いながら。

 



砂防ダム下で見つけた希元素鉱物。→
長石の上に分厚く黒色雲母が張り付いていたので、
剥いでみると、球状集合体が現れた。
大半は長石側に凸になっているだが、これは雲母側
に凸になっている。比較的珍しい産状??
顕微鏡で観察すると石英と長石の間に付くゼノタイム
と少し色が違う。黄褐色なのである。
もしかして、ジルコン??
水はちょろちょろとであるがまだ流れていました。
付近を見回すと、紅くハロのでた石がある程度は
散乱していた。

砂防ダムの下に下りる途中で、後ろを振り返って
ふと下を見るとマムシが攻撃態勢に入っていました。
どうやら踏みつけてしまったようである。
くわばらくわばら・・。木の枝をとり、引っ掛けて
追い払いました。

冬場に冬眠しているときは何度か見たことがある
が、活動しているのを見るのは始めてである。
雨が続き、曇り空であったので活動していたので
あろう。



一時間ほど美杉でうろうろし、今日のメインである竹原鉱山へ向かった。
前回も使ったパンニングボックスを背負い、亀になって。。。

竹原鉱山に到着し、とりあえず箱に水を貯める。
今回は水量も多く、すぐに水をためることができた。

前回と同じようにパンニングを行っていたが、土砂5杯目くらいで
どういうわけか飽きてしまい、表面採集に切り替えた。
雲母がベッタリと貼りついた長石をGet!
この写真では観にくいが雲母の下にゼノタイムのつぶが付いている。
雲母の貼り付いた長石は、あまり見つからない。今回は意外とかんたんに
見つけられた。台風のおかげ?
これを採ったら満足でき、下山した。ニコニコしながら・・・。


自宅に持ち帰りきれいに洗った、今回の採集できた鉱物。
15mm程度のゼノタイムの集合体や10mm程度のモナズ石など。


ところで、今日の一番!の雲母の貼り付いた石、その雲母をはがしてみることにする。
竹原鉱山の雲母はかなり風化が進んでいて、ブラシでこすれば
割と簡単にはがすことができる。下のようなブラシがあるが、
真鍮製のブラシは使わないほうが良い。なぜなら、削り取れた真鍮の粉が
石について、金色になってしまうからである。ナイロンのブラシの毛を
短く切ってそれでこするほうがいい。時間がかかるが。


雲母をはがして現れた希元素鉱物。灰緑色の結晶が無数に付いている。幅6cm
最大5mm、灰緑色不透明のゼノタイムや7mmの透明感のある褐色のモナズ石が見える。
雲母と接している面は等高線のような累帯構造が見られる
なかなか良い標本になった。矢印部分はモナズ石。ほかはゼノタイムである。
雲母下のモナズ石は、竹原鉱山では初めて採ったかな?
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その他、下のような塊状のゼノタイムも見つかった。最大35mm